一人暮らしのリアル〜シェアハウスってどんな感じ?

井上 美穂
ひとり暮らしのリアル

進学・就職などで田舎から都心に出てくる若者たち。 差し当たって一人暮らしを始めるための手段としてシェアハウスを選ぶ、というのが 昨今かなり主流になって来ました。

赤の他人と1つ屋根の下に住むってどんな感じだろう・・・? 自分にできるのだろうか・・・?

そんな風に期待と不安が入り混じるシェアハウス生活について、今もシェアハウスに 住んでいる筆者が珍事件なども含めてリアルな実態をお届けさせていただきます。

もしかして、これを読み終わる頃にはシェアも悪くないと思っているかも・・・・?

シェアハウスって?

まずはシェアハウスについての説明からいきましょう。 シェアハウスとは、1つの建物を複数人でシェアをする物件を指します。


最近は建物タイプも多岐に渡ります。

1:一戸建て型シェアハウス

こちらは普通の一戸建て住宅の中でシェアをするタイプ。 大体、4〜5人程度が多く、住人同士の距離が近いため同居人感覚が最も強くなります。 みんなで仲良く住めれば最高の居心地になりますが、誰か一人合わない人がいると途端にストレスMAXになってしまうおそれがあります。 現住民との合う合わないを見極めるため、入居審査はシビアになりがち。 また、少人数なのでゴミ出しや掃除は当番制になってるところが多いです。

2:寮型シェアハウス

元々学生寮や社員寮だった建物を不動産屋さんがシェアハウスに改造したタイプ。 物件によっては広いリビングやコワーキングスペースなどが設けられていたりと設備も なかなか豪華なものもあります。

お部屋はルームシェアタイプと個室タイプがあります。 ルームシェアはいわゆるドミトリーと言われるもので他人と同室で住むため人によって 合う合わないが別れるところでしょう。

個室タイプは自分のプライベートスペースが確保されるので風呂・トイレ・キッチンが共同の アパート生活に近いです。 (ハウスによって、トイレとお風呂も個室にあるものもあります)

こういうタイプの建物はそもそも人数が多すぎて全員とは関わりきることができません。 そのため、比較的、個人個人で住民との関わり方が分かれて来て、みんなと仲良くしている人も いれば、最低限のマナーと礼儀をキープしつつ「私は私」と淡々と生活する人もいます。

また、人数が多いので共有スペースのゴミだしや清掃は業者さんが行ってくれたりします。


入居審査も人が多いので契約書にハウスルールも混ぜたものを読み上げて同意してもらうようなざっくりしたものになりがちです。

ちなみに筆者の住んでいるのは2に該当する寮型シェアハウスになります。 個室タイプで最低限のプライバシーは確保されているため、コミュ障な筆者でも大丈夫。

さて、そんな筆者から見たシェアハウスで起こりがちなあるあるをいくつかご紹介しましょう。

Case1:ダイバーシティな生活音

シェアハウスは寮的な構造の建物なので普通の賃貸と比べて壁が薄いです。 ゆえに音漏れがかなりシビアです。

筆者は引っ越して来て2日目の夜、隣の部屋の住民さんのくしゃみが思い切り聞こえて来て 思わず「OH」となりました。

一般賃貸と違って短期で住民が入れ替わりやすいシェアハウス。 その人の生活様式によってはかなり多種多様な生活音が聞こえて来ます。

最近、筆者がびっくりしたケースで言うと、意識高い系の女子たちによる筋トレ音。
隣の住民さん、腹筋ローラーをお使いになっていたんですよね。 しかしながら腹筋ローラーというものは、実はフローリングでやっちゃうとものすごい音がします。 その音たるや魔女が薬でも煎じておるのかと思うような勢いです。 腹筋ローラーやる人は必ずヨガマットの上でやりましょう。

あとは、夜中にクラシックを結構な音量で聴くお隣のお嬢さん。
これは一見問題なさそうに思うかもしれません。 が、隣のかたのおかげでわかったことがあります。 実は弦楽器の音というのは夜に聞くと低音がやたら響くのです。 しかも、こちらには音楽の全てが聞こえるわけではなくその弦楽器の低音の「ヴォォ・・・」という 唸りだけが届くのでそこら辺のホラーゲームよりよほど恐ろしいです。

筆者、元々ビビリなので怖がりすぎて音の発生源がわかるまで実は盛り塩を置きました。

Case2:気まずい忘れ物

もしかしたらこれが一番頻繁に遭遇するかもしれません。 洗濯物やお風呂を共有するからこそ起きることですが、自分が洗濯や風呂に入ろうとすると その脱衣スペースにちょんと可愛いパンツが落ちていることがあります。
その瞬間、まぁ、色々高速で考えます。

洗ってあるやつなのか。どこに置くべきか。でも、目立つ場所に晒したらかわいそうだし、でも そこにパンツがあると自分は非常に困るから云々・・・・。
大抵、迷った挙句に隅にそっと避けるわけですね。ただその瞬間の気まずさたるや。
幸いパンツの持ち主に直接お返ししたことはまだありませんが、そんな日が来ないことを 切に祈ります。

あ、そうそう。ランドリーの話をしたのでついでに言っておきますと、シェアハウスに住んでいるといわゆる「G」と呼ばれるあの虫さんには必ず遭遇します。 これはもう多様な人と住んでいれば宿命です。残念ながら避けられません。 そのため、少々の犠牲を払ってでもあいつを絶対に見たくない人はマンションの高い階の賃貸にされることをお勧め致します。

case3:放置すると報知される

これはもうしょっちゅうです。

日常茶飯事と言ってもいいかもしれません。

シェアハウスなので、基本、家電は共有です。みんなで使います。 なので、たまに順番待ちという現象が起きます。 我が家で良くある順番待ちは、洗濯機とキッチンでしょうか。

と言ってもそんなにしょっちゅう混むわけではないので、うまく隙間を縫えば広いキッチンを 一人で使うこともできます。

故に、たまにやりっぱなしさんが出現します。

ご飯を炊いて、なぜかそのまま忘れてしまい、炊飯器のご飯だけが寂しく主人を待ち続ける・・・・。 また、ご飯食べて食器を流しに置いた瞬間、何が起きたのか、そのまま立ち去ってしまい 食器だけがやっぱり寂しく主人を待っている・・・・。

実家だとお母さんが洗ってくれますし、一人暮らしならいずれ気づくであろう状態ですが シェアハウスでこれをやってしまうと普通に顰蹙を買います。 ハウス内のライングループや常習化してしまうと張り紙などで叱られますのでくれぐれもご注意を。

まとめ

第一回ですのでざっくり3ケースをご紹介致しましたがいかがでしたでしょうか? 多様な人が住むからこそ、ややこしくもあり、そして面白くもあるのがシェアハウス。 神経質な方にはいい環境とは言えませんが、他人の行動をある程度のおおらかさを持って 受け止めていける人ならば住めば都でなかなか快適でもあります。

そして、何より何人も住んでいる物件は防犯上も安心です。 仮に盗人が出た場合はおそらく身内。しかも8〜9割は悪気がないものです。 (共有スペースに忘れた洗顔が自分と同じものだったため勘違いでもっていくなど)

残りの1〜2割は何かというと、キッチンに置きっ放した誰かの調味料をそっと拝借とか そういう軽々犯罪です(笑) ただ、そもそも共有スペースに放置した持ち主もいけないのでこれも両成敗といえるでしょう。

シェアハウスについては筆者の環境中心ではありますが細かくご紹介して参りますので 是非移住のご参考にしてみてくださいね。