クリエイティブ依頼のイロハ
制作のおはなし
どうも。 当記事は世のクリエイティブを依頼なさる皆様に向けた記事になります。
特にこれまでサイトなどの依頼をしたことなく、いまから依頼しようかな、と思っていらっしゃるお客様には本記事は具体的な指標となるかと思います。
サイトは欲しいがどうやって依頼をすればいいのだろうか?
食べ物であれば、コンビニに行って、カウンターの店員さんに「肉まんひとつ」って言えば肉まんがちゃんと出てくると思います。
同じ要領でWEB屋さんに行って、受付の人に「サイトひとつ」って言うと、多分応接室に通されると思います。
そして、ここから「どんなものが欲しいのですか?」と言うヒアリングが始まると思います。
おそらくここであなたは困るでしょう。

では、そんなあなたが今からドヤ顔で「こういうサイトを作って欲しいのだ〜!」と言えるようになるための前準備をお伝えしようと思います。
どんなサイトが作りたいかで個人か法人かを変えた方がいい

世の中には何千何万という制作会社がありますね。
どんなサイト制作も請け負ってきた百戦錬磨の制作会社さんたち。
そんな百戦錬磨の会社さんに依頼をするともうそりゃあ素敵なサイトが出来上がることでしょう。
トレンドをばっちり抑えた、軽くてかつ動作も美しいサイトは非常に満足度の高いお買い物となると思います。
が、その分、お値段は張ります。
なぜなら制作会社というのは値段相応のクオリティを担保するために必ずチームで動くからです。
ひとつの案件に
- ディレクターさん
- デザイナーさん
- コーダーさん
- フロントエンジニアさん
- バックサイドエンジニアさん
などなど。
少なくとも3名以上で開発に当たることが一般的です。
いわばその道の専門家が3人以上ついているという状態。
あなた専属の専門家チームを作って開発するわけなんでそりゃお値段張るのも当然と言えます。
こういうしっかりした制作会社に依頼をした方がいい人というのは以下のような場合。
- すでに法人である
- サイトのプロジェクトの規模が大きい (千人以上集客するイベントや一般から法人まで利用するアプリケーションのリリースなど)
- お金は用意するのでとにかくこだわり詰め込みたい
逆に上記以外の場合はフリーランサーなど小さめのデザイン会社などに依頼された方が柔軟に対応していただける場合が多いです。
テイスト聞かれてわからない時はサイトを作る目的を語ろう

依頼すると必ず聞かれる質問BEST1がこれです。でも、デザインがもともと好きな人でない限りピンとこない人が多いのではないでしょうか?
そんな時、「デザインのことはわからないのでお任せで」という必殺技を繰り出したくなると思いますがここはちょっとグッと堪えて頂きたい。お任せは嬉しいのですがお任せでシャッターを閉めてしまうと大事な部分を受注者が聞けず、結果的に上がってきたデザインが「なんか違う」というものになりやすいためです。
とはいえ、テイストという質問には答えづらい。
そんな場合の代替案としては、自分が憧れているサイトやサービスがあればそれを伝えていただくか、もしくはなんでサイトを作ろうと思ったのか?という目的を細かく語っていただくと受注者の聞きたい内容が入っていることが多いです。
そもそもなんでテイストを聞くかというと、あなたのビジネスをわかりやすく伝えるためには何色がいいかを探っているからなので、色で回答が難しければビジネスの内容やサイト化したい根拠などを熱く語っていただくとそこから見えてくる場合もあるのですよね。
素材を用意してくれと言われて用意が難しければ相談しよう
次によくあるのが素材篇。写真素材や文章を用意して欲しいと言われても困ること、多いと思います。
そもそもどれくらいのクオリティが必要なのか?どれくらい必要なのか?
文章なんて書けないしなー、キャッチコピーなんてもっと無理なんだけどー!
これは素直に相談しちゃうといいです。
写真のクオリティが補償できないから追加料金どれくらいでカメラマンさんを派遣できますか?
文章書くの苦手なんですが、ビジネスの内容は話せるのでインタビューしてもらうことはできますか?
こんな感じで是非、相談してください。
制作サイドも頑張って用意して頂いて悉く素材としては厳しいものを差し戻したりするよりはこのように初めから自信がないことを相談してもらえると助かることも多いので、この辺りは遠慮しなくて大丈夫です。
納期は本当に必要な日が決まっている時だけ伝えよう
最後に納期ですが、聞かれてその場でざっくり回答して後からひっくり返すよりは、この日までには絶対に届いて欲しいという日だけ伝えて制作側に納期を出してもらうのがおすすめです。大体、制作サイドはよほどあなたの依頼がぱつぱつでない限りはギリギリではなくちょっと余裕を持って納品できるようにスケジューリングしてくるはずなので制作サイドが出した納期であなたが困ることはほとんどないはずなので、ここはドーンとお任せしちゃう方がお互い幸せになれます。
制作サイドの言語がわからなければ遠慮なく「わからない」と言っていい
最後に、制作会社の言っている単語がさっぱりわからない時。
素直にわからん、と言って大丈夫です。制作者は当然毎日毎日、プログラム言語やらマーケティング用語やら使い慣れているのでつい、お客様相手にも悪気なくぽろっと言っちゃうことがあります。
こんなことも知らんのか、とは絶対思いません。むしろ、無意識でお客様のわからない言葉を使っちゃったな、とこちらは反省できるポイントでもあります。
お客様の馴染みのある言葉に置き換えながら説明できるので言っていただける方がありがたいですし、ここもお互いに幸せになれます。