本当は怖くないワードプレス 後編
制作のおはなし
さて、前回「本当は怖いワードプレス」をお送りしたので 今回はいよいよ「怖くないほう」をお送りしますね。
前回の記事でもしかしたら途方に暮れた人もいたかもしれないのですが ここからだんだん明るい光が差し込む話になって参りますのでご安心を。
さて、前回お伝えした本当は怖いワードプレスの「怖い部分」はというと以下の通りでした。
- 機能がありすぎてわけがわからなくなる
- 情報ありすぎ、正解が不明
- ちょっと更新すると全部おかしくなる
いやー、怖いですよね。わかります。怖いです。
さて、そんな怖いワードプレスさんとどうしたら仲良くなれるのかというと。 筆者の解は「とにかく詳しい人を頼りましょう!!」でした。
で、前回ちょっと突っ込まれる前に自分で言ったのですが、弊社はホームページ制作も承っているので当然その詳しい人の中に弊社が入るといいなとは思って書いております。
ただ、そこに弊社が入る入らないに関わらず。
昨今のワードプレスは一人で悪戦苦闘は結構難しいです。 少なくとも誰か気兼ねなく聞ける人くらいはいたほうがいいです。
実のところ、筆者も聞きますもの。 そして、筆者の技量で凄腕プログラマーに質問しようものならやっぱり物凄い横文字いっぱい 言われて頭から煙が上がるであろうことも予測がつくので、筆者は筆者のレベルでものを説明 してくださる方に質問しますし、頼ります。
さぁ、重要なのはここです。 自分がちゃんと理解できて、使いこなせるように相談すること。
あなたはサイトを必要としている。 でも、果たしてパソコンはどこまでならストレスなく触れるのか? 逆にパソコンは無理だけどスマホならストレスなく触れるのか? あなたはサイトを使って何をどう発信していきたいか?
これを整理した上で、たとえば制作会社なんかにワードプレスのサイト制作を依頼すると どんなメリットがあるのか?
それを今からご説明して参りたいと思います。
メリット1:機能を厳選して配置してくれる

ありすぎる機能が魅力であり罠でもあるワードプレスですので、盛ろうと思えばいくらでも盛れます。
でも、別記事でも申し上げているようにそれがストレスを生んでしまうわけなのであなたが最もストレスなく触れる範囲まで機能を限定してしまいましょう。
ワードプレスはブログシステムという特性上、複数人がログインを行うという想定で作られております。
そのため、ユーザーさんごとに権限を変えることが可能なので、これをうまく利用すれば見えている機能を限定させることが可能なのです。
最初は機能は3つくらいからはじめて徐々にワードプレスと仲良くなっていき、自分の できる範囲を徐々に増やしてコントロールしていって貰えれば、機能が増える頃には きっとワードプレスへの苦手意識もすっかりなくなっているかもしれません。
こういうことができるのは依頼者と制作者という関係があってこそ。 依頼してよかった!と思ってもらえるポイントとも言えるかもしれません。
メリット2:トラブルが起きたら丸投げできる

これは、機能を限定している前提とも言えるかもしれませんが、そもそも見えなければ 触れないのでユーザーさん側でトラブルを起こす機会というのは格段に減ります。
それでもうっかり何かアップデートしてしまってトラブルが・・・という場合も あると思いますが、こうして役割分担できていればトラブルが起きたら制作会社に 「助けてー」と言えば済む話なので非常に楽です。
そして、制作会社側も機能をコントロールしているのでトラブルに対してのアタリも 付けやすくなり、結果的に解消までの時間も短縮できる可能性が大いにあります。
これは双方WINWINなので最大のメリットと言えるかもしれません。
ひとつお願いがあるとすれば、変な時間(深夜とか)にうっかりやっちゃったーとかだけ 注意してね、ってことくらいでしょうか。
メリット3:勝手に機能が改善されていく

これはメリット2とも絡んだ話なのですが、ワードプレスは勝手にアップデートされていくのでその本体のアップデートに従ってこちらも対応せざるを得ない側面が多々あります。
これは個人でやっていると泣きたくなる話ですが、制作会社に管理をお願いしているとこのアップデート対応も勝手にやってくれます。
そして、大幅な改修などが走った場合、サイトを本体に合わせるためにこちらから機能改善のご提案をする流れになる場合が多々あります。
もちろん、作業工賃が発生するのでメンテナンスの範囲に収まるか、プチリニューアルとなって別途料金が発生することになるかは状況によって変わってきます。
が、少なくともお客様にとっては、制作会社からの提案を受けるか受けないか、を判断する くらいで勝手に中身がちょっと良くなっていたりするのでこれも悪い話ではないでしょう。
機能が限定できるからこそ、WEBが苦手な人でも触りやすいのがワードプレス

いかがでしたでしょうか?
中身をこれだけカスタマイズできるからこそ、実は制作会社を上手に使うとワードプレスというのはお客様にとって最も使いやすいシステムになりやすいのです。
それでなくても、普段、皆さんは日常生活をしているだけで数多くのシステムに触れています。
スマホでアプリも使うし、地デジも見るし、ゲームもするでしょう。
普段これだけたくさんのシステムに触れているのに、なぜウェブサイトの管理画面だけこんなに 難しく感じるのか?考えてみれば少し不思議だと思いませんか?
これは設計者向けに開発された画面であるがゆえの操作感の悪さや、情報の多さが主にそう感じさせているといっても過言ではありません。
ならば、ここは制作会社やデザイナーの出番でもあるのです。
制作会社で、仕事として請け負う以上、我々はワードプレスというものを一生勉強し続けていかねばなりません。そして、そういう宿命だからこそ思う存分頼ってもらった方がお互いにいい結果をもたらします。
ここまで読んでいただいてワードプレスいいかも!と思っていただいた方からのご相談、心よりお待ちしております。